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  • 執筆者の写真晴れ子

避難訓練 繰り返すほどに

 毎年2回利用者・スタッフ全員で避難訓練を行っています、今年は地震に備えての訓練、「地震だー」の声で、それぞれの役割を素早くこなします。

避難経路の出口窓を開ける人、カーテンを閉めてガラスの飛散防止を行う人、利用者の靴を配ってたたみの上で履いてもらう人、防災頭巾を皆にかぶってもらう人、靴が履けたらさ、誘導して「瓦が落ちてこないか、さあ、今です、外に出て!」と安全な場所まで誘導です。


防災頭巾はかぶってしまうと耳が聞こえづらくなる・・・「それじゃ一旦かぶって首の後ろにずらすことでどう?」と試行錯誤の末、建物を離れたら後ろにしましょう。でも、両手を開けておかなければ危ないので、必ずかぶりましょう。ということに決まる。


震度4くらいじゃこのマニュアル通りにできるけれど、東日本大震災のように震度6の時には、体をその場にいることすら大変で、跳ね上がってしまう、左右に揺れれば体も揺さぶられる。揺れが止まってから動けばいいんだからと、冷静な時にはみんな思っているけれど。

 私は被災地直後の様子を見てきたので、足元に本や食器やタンスやテレビが倒れ押し寄せ、破片で危ない状態、いつまた余震が来るかわからない不安の中、パニックになる利用者を、どう落ち着かせることができるだろうか。畑の大根は地面から飛び出し、マンホールは浮き上がり、道路もぐちゃぐちゃに亀裂や液状化で泥まみれになる、水が押し寄せる・・・・


今日の避難訓練の時間が1分28秒と、前回よりも早く落ち着いてできた。しかし、もし本当の震災になったらと想像すると恐ろしい。




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